先日加入した楽天モバイルが香港版 iPhone 11 Pro Max でも利用可能か確認しました。マイネオとの物理デュアルSIM 化にも挑戦しています。
香港版 iPhone 11 Pro Max について
去る2019年12月、所用で香港を訪れる機会がありApple Store に出向きiPhone 11 Pro Max を購入しました。日本で購入できるものと違いは下記の通りです。
- 消音モードにするとカメラのシャッター音がしなくなる
- 物理SIM が2枚挿入可能(日本版は物理1枚+eSIM)
- 対応する電波帯域が異なる
楽天モバイルを利用する上で注意すべきなのが下の2つ。eSIM の利用ができないため、物理SIM をオーダーする必要があります。また、対応する電波帯域が異なるため、そもそも楽天モバイルの通信ができない可能性もあります。当然保証は存在しないので、その辺りのリスクを承知の上で楽天モバイルと契約した次第です。(とはいえ、Rakuten UN-LIMIT が1年間無料なので大したリスクではない)
なお、香港での購入記は、近々記事にしようと考えています。
SIM の挿入と軽微な設定で通信に成功
楽天モバイル回線で通信が成功するまでの流れを記載します。
楽天モバイルのSIM をiPhone に挿入
まずは楽天モバイルのSIM をiPhone に挿入するところからスタート。今回は物理デュアルSIM に挑戦するため、2枚のSIM を挿入する必要があります。表にマイネオのSIM、裏に楽天モバイルのSIM としましたが、これはどちらに挿入しても問題なさそうです。

iPhone の画面に従って設定
2枚のSIM をiPhone に挿入すると、自動的にSIM の設定画面が現れます。主に設定すべき項目は下記の通り。
各回線 の名称の設定
- デフォルトでは表のSIM が主回線、裏のSIM が副回線となるようです。
- 僕は分かりやすくするため、それぞれmineo, rakuten に設定しました。

デフォルト回線の設定
- 主に使用する電話回線をどちらにするか設定します。
- 僕はmineo に設定しました。

モバイルデータ通信の設定
- データ通信を行う回線をどちらにするか設定します。
- 僕はrakuten に設定しました。

なお、ここで「モバイルデータ通信の切替を許可」にチェックを入れておくと、メイン回線の通信が不調の場合に副回線に切り替えてくれます。
APN 設定
そして忘れてはいけないのがAPN の設定。この設定がうまくいっていないと通信ができないので注意が必要です。設定方法は楽天モバイルのサイトで確認することが可能です。
[Rakuten UN-LIMIT]でiPhoneは利用できますか? | よくあるご質問 | 楽天モバイル
サイトの通りに設定をすると通信が可能になりました。もちろんテザリングもOKです。
なお、マイネオ 用の設定プロファイルは特に削除する必要なく動作したことを付け加えておきます。
通信速度の確認
通信が確立できたので、Google スピードテスト で通信速度の測定を行なってみました。比較用にマイネオの通信速度も記載します。
楽天モバイル
かなりいい速度です。ブラウジングはもちろん、動画の視聴にも全く問題ない速度ですね。これで通信量無制限は素晴らしいサービスといえるでしょう。

マイネオ
流石にフルキャリアと比較すると厳しいですが、実用上は問題ない速度が出ています。

DSDS(デュアルSIMデュアルスタンバイ) の状況は?
iPhone 11 Pro Max はDSDS(デュアルSIM デュアルスタンバイ) に対応しています。実際動作するかどうか確認しましたが、両方の回線から電話を受信できましたし、こちらから発信する際は電話番号を選択できることを確認しました。プライベートと仕事で電話番号を複数使用したい場合に便利そうですね。
2 枚の nano-SIM カードでデュアル SIM を使う – Apple サポート

楽天モバイルはiPhone で問題なく利用でき、マイネオとの物理デュアルSIM 構成も可能であることが確認できました。
近々楽天エリア外に行く予定があるので、エリア外の通信速度も調べておこうと思います。