2020年ANA の新規就航都市を確認|羽田空港の発着枠増加に伴い5都市が追加予定です

旅行

2020年の羽田空港の国際線発着枠増加に伴い、航空各社より新規就航や増便についての情報が発表されています。この記事ではANA の新規就航都市についてまとめています。

イタリア ミラノ

個人的に最も注目しているのが、イタリアの主要都市であるミラノへの新規就航。これまで日本からイタリアへの直行便はアリタリア航空しか用意されておらず、他の航空会社を利用する場合にはどこかしらの都市を経由するしかありませんでした。

このアリタリア航空が万全であれば何も問題ないのですが・・・実は経営的に万全ではなく、直近では2017年に経営破綻しています。そのためか機内サービスやシートもイタリアのフラッグシップキャリアとしては若干見劣りする状態だったのですね。

ANA のミラノ就航によって、ANA の良好な機内サービスやシートを利用しながらイタリアへ直行することが可能となります。観光立国として日本でも人気のあるイタリア旅行の魅力がより高まると言えるでしょう。

ロシア モスクワ

ロシアの首都であるモスクワへの就航も注目です。日本からモスクワへ直行便を飛ばしているのはJAL とアエロフロート。JAL は日本のフラッグシップキャリアですから大きな問題はないのですが、アエロフロートは個人的に遅延の常連・・・という印象があるので、僕はあまり信用していません。

JAL とANA が共にモスクワに就航することで期待しているのが、両者の競争に伴う航空券の低価格化。モスクワはヨーロッパ各国への乗り継ぎ空港として適した位置にあるため、日本-モスクワ間の運賃が下がればヨーロッパ各地への旅行がよりリーズナブルとなるのではないでしょうか?

特に僕はビジネスクラス料金が下がることを期待しています。

ロシア ウラジオストク

同じロシアでも全く場所が異なるのがウラジオストク。いわゆるロシアの極東と言われる地域で、日本からも非常に近い場所に位置しています。

日本から直行便を飛ばしているのは、S7, JAL, アエロフロートの3社。S7 航空は初めて耳にしましたが、もともとはシベリア航空として活動しており、JAL と同じワンワールドアライアンスに加盟しているようですね。

モスクワと同様にJAL とANA が同一都市に就航することで価格競争が発生し、運賃が下がることを期待しています。

スウェーデン ストックホルム

スウェーデンの首都ストックホルムにはなんと現在日本からの直行便がありません。フィンランどの首都ヘルシンキまで飛び、トランジット後1時間程度で到着します。フィンヘルシンキとストックホルムの位置は殆ど変わらないことから、少なくともトランジットの時間+1時間 = 3時間程度を短縮することができそうですね。

とはいえ直行便の競合がいないとなると、運賃は高止まりすることは間違いないでしょう。ストックホルムへの需要が低ければ運賃は下がるのでしょうが、そうなると路線廃止の可能性も出てくるので・・・難しいところですね。

トルコ イスタンブール

最後はトルコ最大の都市イスタンブール。日本からの直行便はターキッシュエアラインズが飛ばしています。ANA は真っ向勝負という形になりますね。

ターキッシュエアラインズは前述のアリタリア航空と異なり経営状態に問題はなく、近年はサッカー日本代表の長友佑都選手を起用した広告を展開し、日本マーケットに力を入れています。機内サービスやシートも良好なようで、ANA は一筋縄では攻略できないかもしれません。

両者が争う中で運賃が下がってくれるのが、僕のような庶民にとっては理想的です。