開発中と思われるAudi A1 オールロードクワトロのスパイフォトが公開に。果たして発売に至るのでしょうか?

AUDI特注 1/43 NEW アウディ A1 スポーツバック (ホワイト) 2019
Audi は「オールロードクワトロ」ブランドを展開中
オールロードクワトロとは、ドイツの自動車メーカーAudi が展開する一つのブランド。通常のAudi 車と比べて車高が(やや)高くなったり、ホイールフェンダーが樹脂製でブラックアウトされていたりと、SUVライクなクルマに仕上がっているのが特徴です。
僕の住む東京でもオールロードクワトロを街中で見かけることは稀で、おそらくその理由は価格の高さと、立ち位置の中途半端さ。ベースモデルのおよそ1.5倍という価格と、さらに高価なS,RSモデルと比較すると主張が控えめなことが災いしているのではないかと考えています。

SUVとは似て非なる存在
以前にもお伝えした通り現代は空前のSUVブーム。ではその波にオールロードクワトロも乗れているかと言うと、言い切ることはできないでしょう。
オールロードクワトロはあくまで、通常のAudi 車をSUV「ライク」に仕上げたクルマ。車高も本来のSUVと比べると低いですし、全体のシルエットもSUVよりはステーションワゴンに近くなっています。SUVになりきれていないクルマともいえますね。
オールロードクワトロ自体はSUVブームのずっと前から販売されていて、熱狂的なファンもいるのですが、やはり絶対数は少なくなってしまっているようです。

A1にオールロードの需要はあるか?
今回スパイフォトが撮影されたのは(おそらく)A1のオールロードクワトロ。A1 というと AUDI の最コンパクト車種。そのため価格も詰められていて最廉価モデルでは200万円台から購入可能になっています。
そのクルマにオールロードクワトロを追加して爆発的に売れるかと言うと・・・僕は厳しいのではないかと考えています。廉価なモデルを求める層がオールロードクワトロに追加費用を払うことは考えにくいですし、それならもう少し上位のモデルを検討するでしょうね。(SUVならQ2という選択肢もある)
冷静に需要を考えると発売に至るかかなり微妙なラインです。Audiはどのような勝算を描いているのでしょうか?