イギリスのスーパーカーメーカー マクラーレンが720Sスパイダーを発表しました。すでに発表済みの720Sのオープンモデルですが、性能差はほとんどないようです。
720Sは圧倒的な加速を誇る
マクラーレン720Sというとドラッグレース界隈では有名な存在。720馬力を出力するエンジンをミッドシップに搭載する後輪駆動モデルでスーパーカーであることに疑いの余地はもちろんありませんが、同等の馬力を誇りながらより有利と思われる4WDを採用しているランボルギーニ アヴェンタドールや1,000馬力以上を誇り4WDのブガッティ シロンをドラッグレースで破ったりするなど、スペック以上の実力を誇るクルマです。
その特徴は重量の小ささとバランス。後輪駆動である利点を活かして駆動系の重量を減らしているうえ、車両前後の重量バランスもベストな状態に仕上げられているようです。速いクルマに最も必要なのは4WDやハイパワーエンジンではなく、バランスであることを示してくれた素晴らしい1台です。

オープンモデルは性能が落ちることが多いが・・・
今回発表になったのは720Sのオープンモデルである720Sスパイダー。海外のメーカーはこういったクーペスタイルのクルマには必ずと言っていいほどオープンモデルを用意しますね。
一般的にオープンモデルは重量がかさみます。オープンにするためにルーフを格納する機構を追加する必要がありますし、ルーフが担っていたボディ剛性が失われるため、その補填としてボディの強化を行うことが多いです。
軽量という利点がスポイルされるのでは・・・と心配したのですが、そこは流石にマクラーレン。重量増は49kgに抑えられ0-100km/h加速は通常モデルと同じ2.9秒をキープしているようです。
オープン状態での最高速度は驚愕の325km/h。それはもう屋根の空いている新幹線のようなもので、このクルマがいかに異次元の存在かよく分かります。
(高速道路での100km/hのオープン状態でも結構すごかった)

ボディカラーは37色から選択可能
720Sスパイダーはカラーバリエーションがかなり豊富で37種類から選択できるようです。おそらくマクラーレン史上最多と思われます。
マクラーレンのフラッグシップモデルであることに加えて、オープンモデルということでサーキットよりも街乗りを好む富裕層にアピールするための戦略ともとれます。もっともこういったスーパーカーは追加代金さえ支払えば自分の好みのカラーを自由に指定できるため、あまり関係ないかもしれませんね。
僕がこの中から選択するのであれば「LUDUS BLUE」720Sスパイダーのイメージカラーとして採用されているカラーです。オープンにして海沿いをのんびり走ると気持ちよさそうですね。(カリフォルニアあたりが似合いそう)
720Sスパイダーの価格は3,500万円以上。簡単に購入できる価格ではありませんが、チャンスがあれば手に入れてみたいですね。