まるで宇宙船? アストンマーティン ヴァルキリー

クルマ

アストンマーティンが開発したハイパーカー「ヴァルキリー」。その見た目はこれまでのどんなクルマにも似つかない、まるで宇宙船のようです。

イギリスを代表するラグジュアリースポーツカーメーカー

アストンマーティンはイギリスに本社のある、ラグジュアリースポーツカーを主に製造するメーカー。イギリスにはベントレーやマクラーレンといった特徴的なメーカーが今も存続していますが、アストンマーティンはそれらの中間といった印象。ベントレーよりもスポーティでマクラーレンよりもラグジュアリーといったイメージですね。
アストンマーティンの歴史は華やかで、その代表格とも言えるのがアストンマーティンDB5。イギリスのスパイ映画007シリーズにボンドカーとして使われた名車中の名車です。(このクルマの印象で僕の中ではアストンマーティン=シルバーとなっている)
販売価格は中々高価で概ね2,000万円オーバー。おいそれとは買えない値段ですが街中で見かけた際のオーラは格別で、僕も人生で1度は所有したいと考えています。

そのエクステリアはまるで宇宙船

そんなアストンマーティンが発表したのがこのヴァルキリー。特徴は色々あるのですが、まずはその特異なエクステリアが目を引きます。フロントから床下がこれだけ覗けるクルマは前代未聞。今にも浮遊して飛んで行ってしまいそうな宇宙船のようなデザインですね。
このデザインは決して奇をてらったものではないようで、最新の理論に基づいて空力の恩恵を最も受けられるように設計されているようです。特定のレースへの出場を念頭に置いていないことから各種レギュレーションの規制を受けることなく、自由に設計した結果の産物なのでしょう。
そして何より僕が驚いたのはこのクルマが公道走行可能であるということ。昨今のクルマはデザインが画一化されていて、それは法規制の影響だと考えていたのですが、このヴァルキリーが公道走行可能であることを考えるとデザインの幅はまだまだ広いのかもしれません。

搭載されるエンジンも世界最高峰

エクステリアのみならずエンジンも注目に値します。6.5L自然吸気V12エンジンは11,000rpm(!)以上の回転数を誇り1,000馬力(!)以上を発生するモンスターエンジンです。
11,000 rpm オーバーの自然吸気V12エンジンというと一昔前のF1そのもの。1レース持てばいいF1エンジンと違って耐久性も必要なことを考えると、技術の進歩は凄まじいことを思い知らされます。そんなエンジンを積んだクルマが公道を走るなど夢のようですね。
その音色はYoutTubeで確認することができます。

価格は3億円オーバーとのこと。この内容を考えると正直安いと言ってしまいそうです。(買えるとは言っていない)