日本で1番高い建造物はご東京スカイツリー。634mと東京タワーの2倍近い高さを誇る電波塔ですが、世界は広くもっと高い建物が存在しています。
人類は高いところを目指す
有史以来、人類は高いところを目指し続けてきました。旧約聖書に登場するバベルの塔は伝承として有名ですね。そういった架空(?)のものでなくとも、戦争での情報収集手段としてやぐらを立てたり、城を築き天守閣を設けたりと、実用的な手段としても利用されています。
また、高い建造物は権威を誇るためのものとしても効果的。エジプトのピラミッドは現代でも圧倒的なスケールを誇りますし、次々と建設される高層ビルやマンションは、富の象徴です。
そして世界No.1の高さの建物は、その国の国力を示し世界へアピールするために非常に効果的な存在です。

現在のNo.1はドバイ
2018年時点でのトップはドバイにある「ブルジュ・ハリファ」。206階建の超高層建造物で全高は828.0mを誇ります。スカイツリーの634mよりもまだ高く、しかも単なるタワーではなくビルになっていて、高層階は住居やホテルとして運用されているのだから驚きです。
ホテルには日本人ももちろん宿泊可能。世界のトップブランドである「アルマーニ・ホテル」のため相当に値段は張りますが、今のうちに泊まりに行った方がいいかもしれません。じつは2019年にはトップが入れ替わる可能性があるのです。

来年にはトップが入れ替わる?
サウジアラビアで建築中の「ジッダ・タワー」。このタワーの最終的な高さは1,008mとなる予定で現代ではもちろん世界一。人類が創り出した建造物としてもNo.1になると思われます。流石のバベルの塔もここまでは高くはないでしょう。
完成は2019年の予定なのですがこれが結構怪しい情勢。実はこのタワー、当初の予定ではすでに完成しているはずなのですが様々な要因で伸び伸びになっており、2019年中の完成も危ぶまれているのです。
こういったビッグプロジェクトに遅延はつきものなので、仕方がないのかもしれません。

人類の歴史とともに天へと伸びていった摩天楼。100年後には宇宙に届く人工構造物も完成しているかもしれませんね。