Apple が日本で医療機器製造メーカーとして認定されたというニュースが飛び込んできました。日本で心電図機能が利用できる日も近いかもしれません。
Apple Watchの心電図機能、まもなく日本でも利用可能に?アップルが医療機器外国製造業として認定 – Engadget 日本版
日本でもApple Watchの心電図機能が利用可能に?Appleが承認取得 – iPhone Mania
Series 4 以降のApple Watch には心電図測定機能が搭載
Apple Watch に心電図測定機能が搭載されたのはApple Watch Series 4 から。発売は2018年9月です。翌年発売されたApple Watch Series 5 にも引き続き搭載されており、今後発売されるモデルについても同様に搭載されるでしょう。
つまり、ハードウェア的には2018 年9 月 から心電図測定機能を利用できる状態だったわけです。それも全世界で販売されているApple Watch においてです。
日本では2020年6月現在でも、心電図測定機能が利用できない
ところが発売当初から、ハードウェア的には準備ができているにも関わらず、ソフトウェア側で制限されて心電図測定機能を利用することができないようになっていました。
その理由は、Apple が公式に声明を発表しているわけではないのですが、各国で医療機器としての認証を取得するのに時間を要したため。医療機器としての認証は世界全体で一括で行えるものではないらしく、世界各国において個別の認証が必要だったようです。
Apple Watch Series 4 から3ヶ月後の2018年12月、ようやく本国アメリカで心電図測定機能が利用可能となりました。その後、利用可能な国や地域は増え続け、2020年6月現在では35の国と地域で利用可能です。ただし、日本は含まれていません。

https://www.apple.com/jp/watchos/feature-availability/#branded-ecg
watchOS のアップデートでまもなく利用可能になるかも
そんな状況においての今回の医療機器製造メーカーとして認定されたというニュース。Apple が全く別の医療機器を発売する・・・といったことがなければ、Apple Watch の心電図測定機能のための認定と考えるのが自然でしょう。ついに来たかという感じです。
これまで世界各国で心電図測定機能が有効化は、Apple Watch のオペレーティングシステムであるwatchOS の更新によって行われました。おそらく日本でも同様の手順となるはず。今後の動向に注目です。