先日新潟に行く予定ができ、なにかおもしろいレンタカーを調査していたところ、なんとマセラティを発見。これはドライブするしかありません。
ウィリー 1/24 マセラティ レヴァンテ Welly 1/24 Maserati Levante Blue レース スポーツカー ダイキャストカー Diecast Model ミニカー
タステックレンタリースにてレンタル
僕がレンタカーに求めることは、普通ではないクルマに乗る経験を与えてくれること。今回その経験を与えてくれたのは、タステックレンリースさんでした。
高級車・外車(輸入車)のレンタカーならタステック・レンタリース
タステックレンタリースさんは首都圏を中心に17店舗を展開するレンタカーサービス。メルセデス・ベンツ、BMW、アウディを始め、レクサスやポルシェといった様々な車種をレンタルしてくれています。レンタカー大手であるオリックスレンタカーをベースとしたサービスなので保証関係も万全です。
そして今回が僕がチョイスしたのが、イタリアの高級車メーカー: マセラティのSUV であるレヴァンテ。僕はマセラティをドライブするのはもちろん、乗車することも初めての経験となりました。
マセラティ レヴァンテ | 高級車・外車(輸入車)のレンタカーならタステック・レンタリース

レンタル料金は意外とリーズナブル
マセラティは高級車メーカーであるため、そのSUV であるレヴァンテも当然高価。マセラティのweb ページを確認してみると、価格は以下のようになっていました。
- 希望小売価格: 1,020万円〜
マセラティ レヴァンテ | Levante – The Maserati of SUVs – Maserati
まごうことなき高級車。僕の人生でこのクルマを購入することは容易いことではないでしょう。
ですが、レンタカーとなれば話は別です。今回レンタルさせていただいたタステックレンタリースさんでは期間限定のキャンペーンを行っており、マセラティ レヴァンテもリーズナブルな料金でレンタルすることが可能でした。僕が実際にレンタルした際の料金は以下のとおりです。
- 基本料金: 44,928円
- 免責補償加入料: 4,320円
- 安心パック: 2,592円
- 合計: 51,840円
上記は48時間レンタルのときの値段。1日あたりだとおよそ2.5万円となります。
一人でレンタルするには若干躊躇する値段ですがこのクルマはSUV。4人乗車で換算すれば一人あたりの1日の値段はおよそ6,250円です。もちろん同乗者の承認は必要ですが、マセラティをこの値段でレンタルできるのはかなりリーズナブルだと僕は感じました。
輸入車・国産高級車・スポーツカーレンタル体感キャンペーン ~2019 Spring&Summer~ | 高級車・外車(輸入車)のレンタカーならタステック・レンタリース

レヴァンテの基本スペック
ここからはレヴァンテの基本スペックを紹介。フルサイズSUVということもあり、なかなかインパクトのあるスペックとなっています。
- 全長: 5,000 mm
- 全幅: 1,985 mm
- 全高: 1,680 mm
- 重量: 2,290 kg
- エンジン: V6 3.0L ディーゼルターボ
- 最高出力: 275 ps
- 最大トルク: 600 Nm
- 最高速度: 230 km/h
- 0-100 km/h 加速: 6.9 sec
圧倒的な巨体。多くの機械式駐車場にも駐車することは難しいでしょう。日本特有の細かい路地での取り回しも難しそうで、日常的に乗るには恵まれた環境が必要なようです。
レヴァンテにはいくつかエンジンのバリエーションがあるのですが今回レンタルしたモデルはディーゼル。エンジンのレベルとしては最も低いものなのですが、300馬力近い出力を発生し、2t オーバーの巨体を猛烈に加速させてくれそうです。

外装は圧倒的な存在感
まずは外観からチェック。美しいホワイトカラーが映えています。

下から見上げるとまるでクーペのようなスタイルをしていることが分かります。

とはいえリアから見上げると。明らかなSUV です。

威圧的なフロントグリル。先行車からは十分に間隔を開けておかないと、まるで煽っているように見えてしまうかもしれません。

マセラティの象徴とも言える、Cピラーのロゴもいい感じです。

内装はさすが高級イタリア車といったところ
内装はなんとレッドレザー!いかにもイタリア車という高級感があります。

ヘッドレストにはマセラティのロゴが加工されています。

SUV なのでラッゲージスペースも巨大。ゴルフバック2個くらいであれば楽に搭載できるでしょう。もちろん全電動で開閉します。

メーターとステアリングはこんな感じ。ギアをチェンジできるパドルシフトは金属製で高級感がありました。

キーは結構大きめ。マセラティのロゴがバッチリです。

高級車の象徴であるダッシュボード上の時計も搭載。夜間も美しく発行し視認性も上々です。

2t オーバーの巨体でも不足ないパワー
実際にドライブした率直な感想は、今までにドライブしたクルマのなかでもトップクラスの気持ちよさだったということ。メルセデス・ベンツ Eクラス, テスラ モデルX に肩を並べるクルマでした。
パワーの面では過不足なしといった印象。搭載されるティーゼルエンジンは最高出力こそ300馬力程度ですが、最大トルクは600 Nm。主に低回転であることが多い街乗りでは十分な加速力を見せてくれました。それなりの山道も走ったのですが、全く問題なく車体を引っ張り上げてくれています。
高速道路のクルージングも快適。2t オーバーの巨体は高速走行時の安定感が段違いでしたし、追い越し時の加速も難なくこなしてくれます。全車速対応のクルーズコントロール機能も搭載しており、渋滞時の疲労軽減に非常に役に立ちました。
ハンドリングも良好。この程度の価格のクルマとなると大抵問題はないのですが、レヴァンテもその例にもれずいい感じでした。ハンドルを切っただけリニアに旋回してくれることはもちろん、車高が高いSUV にも関わらずロールが抑えられ、かつ足回りが固くないという絶妙なセッティングです。

巨体だが運転感覚は掴みやすい
気にしていた運転感覚も問題ありませんでした。確かにサイズは大きいのですが運転席が高いために見切りがよく、車両全体の感覚を掴むのにさほど時間はかかりませんでした。
安全装備もふんだんに用意されていて、全方向のコーナセンサーはもちろん、全周囲カメラを搭載しクルマの真上の視点から周囲を確認することができます。バックでの駐車時ばかりではなく走行時でも各種カメラの映像を確認できるため、狭い道でのすれ違い時に左に寄せなければならないときも安心です。
ただ一点お伝えしなくてはならないのは、小回りが効かないこと。全長やホイールベースが長いため仕方がないことなのですが、クイックに曲がることができません。Uターン時や狭い駐車場に入れるときには苦労しました。
以下はコインパーキングに駐車したところ。しっかりと後ろの車止めまでバックしているのですが、それでもフロントが若干はみ出してしまうほどの全長です。

燃費はディーゼルということで意外と良かった
これだけの巨体なのでさぞ燃費は悪いのだろう・・・の覚悟していたのですが、意外とそんなことはなく、以下のような結果なりました。
- 走行距離: 634.0 km
- 平均燃費: 10.9 km/l
- 平均時速: 37 km/h
- 運転時間: 17時間
以前僕が乗っていた1998年式の BMW 7シリーズが 6 km/l 程度だったことを考えると、近年の燃費の向上は凄まじいものがあります。今回は高速: 5割, 山道: 3割, 街乗り: 2割 の割合。ディーゼルということもありますが、この燃費は立派です。
なお、燃料タンクは80L 入るので、今回は途中給油は必要ありませんでした。ワンタンク800 km 以上走るのであれば十分でしょう。

ホテルでの裏話
最後にホテルでのエピソードを2つ紹介したいと思います。
僕が到着した際ホテルは大盛況で、近くの駐車場は満車、遠くの駐車場までクルマを移動させる必要がありました。ところが車寄せで荷物をおろしていると従業員のかたが小さな声で「特別に近くのスペースを空けるので、そこに停めて下さい」と案内。僕は遠くの駐車場にいくのでいいといったのですが、「マセラティなので、特別です」とドア脇に停めさせていただきました。マセラティのエンブレムパワーを感じた瞬間です。
もう一つはホテルの宿泊客との話。僕がマセラティでホテルに到着したのをご覧になっていたようで、「こんなところでマセラティを見るとは思わなかった」と仰っていました。レンタカーであることを伝えると驚かれていて、レンタル料金を伝えるとさらに驚かれていました。その方はドイツのアウトバーンでランボルギーニをドライブした経験のある方だったのですが、そのような方でもマセラティが気に止まるのかと驚きました。
どうやらマセラティというブランドは、僕が考えている以上に大きいものなようです。