2019年〜2020年にかけて価格の下落するであろうポルシェを動画で紹介 – 2 やはりポルシェは911だ

クルマ

昨日に引き続き、中古車として狙い目のポルシェの車種を紹介。ポルシェの最高峰といえば911ですが、中古車市場にはお手頃な車種も存在しています。


欧州限定モデル 1/18 ポルシェ911 GT3 (991/2) 2017 ホワイト Limited Editon 222pcs

 

3位 911 GT3

なんと3位にランクインしたのは911 GT3。その名の通りレーシングカテゴリーであるGT3 に参加するために販売されている車種で、新車販売価格は2,500万円オーバーとポルシェの中でも相当上位の価格となります。

一見値下がりの要素はないように思うのですが、実はここ数年で状況が変化。GT3 の更に上位車種であるGT3 RS が登場し、これが相当な人気でかなりの台数が出ているようなのです。

GT3 はポルシェの自然吸気エンジン搭載車として最高峰ということで価値があったと仮定すると、GT3 RS の登場によって価値が多少なりともスポイルされ、中古価格が下がるのではないかと氏は考えているのかもしれません。

現在の中古車市場をチェックしてみると1,500万円くらいから存在する模様。数年前は2,000万円オーバーで取引されていた記憶があるので、やはり中古価格は下落傾向にあるようですね。

「911 GT3」の中古車 | 中古車なら【カーセンサーnet】

https://www.carsensor.net/usedcar/search.php?STID=CS210610&SORT=22&YMIN=2012&KW=911%20GT3

 

2位 991型 911

991型 911が2位にランクイン。911 はポルシェを代表する車種で、991型は2011年からつい最近まで最新モデルとして君臨していたモデルとなります。 2019年から992型が受注開始となったため、一応型落ちモデルということにはなりますね。

とはいえ992型と991型の違いはほとんどなし。フルモデルチェンジとは思えないほどフォルムが似通っています。991型が完成されたモデルであることの証かもしれません。しかも991前期型は今では手に入らない自然吸気水平対抗6気筒エンジンを搭載しているため、歴史的な価値もでてくるかもしれません。

中古価格はまだまだ高く、800万円台からといったところ。ですがこれから992型が普及してくるにつれて、じわじわと600万円台くらいまで下がるのではないかと僕は考えています。

911(2011年11月~)の中古車 | 中古車なら【カーセンサーnet】

https://www.carsensor.net/usedcar/bPO/s001/f005/index.html?SORT=22

 

1位 997型 911

栄えある(?)1位に輝いたのは997型911。上述の991型の1モデル前のモデルとなります。996型の涙目からポルシェ伝統の丸目に変更され、911が人気を取り戻したもモデルですね。

中古車市場を見てみると在庫が豊富。991型の出来が良すぎたためにオーナーの買い替えが活性化し、供給過多による値崩れを起こしているようです。300万円台後半から見つけることができ、911に乗りたいのであればこのモデルがおすすめです。

ですが1つだけ注意点が。購入するのであれば2008年のPDK搭載車以降がいいでしょう。997型の前期型のエンジンは「インタミ問題」という爆弾を抱えていて、これは987型ボクスターでも同様。最悪エンジンブローからの廃車に至る可能性があります。

PDK搭載車以降のモデルではインタミ(= インターミディエイトシャフト)自体が廃止されているため、この問題は発生しません。中古でポルシェを購入する際に最も気をつけなければいけない問題です。

911(2004年08月~2011年10月)の中古車 | 中古車なら【カーセンサーnet】

https://www.carsensor.net/usedcar/bPO/s001/f004/index.html?SORT=22

 

僕が購入するなら991型911。997型と比べてもあのフォルムは魅力的です。300万円以上のエクストラコストを払う価値は充分あるでしょう。