次期 iOS ではマウス操作が可能になる? iPad がますます便利になるかもしれません

スマートフォン

iPhone や iPad のオペレーティング・システムである iOS 。次期バージョン iOS 13 ではマウス操作が可能になるかもしれないと複数メディアが報じています。


Apple iPad Pro (12.9インチ, Wi-Fi, 256GB) – シルバー

 

iOS は macOS をベースにしたモバイル向けオペレーティング・システム

iOS についてざっくりとおさらいをしておきましょう。iOS は iPhone や iPad といった Apple のモバイルデバイスに搭載されているオペレーティング・システム。ベースは同社のPC向けOSである macOS で、さらにそのルーツはUNIXとなっています。

僕の考える iOS の最大の特徴は安定性。スマートフォン黎明期の Android が実用に耐えないレベルのひどいものであったのに対して、iOS の安定性は群を抜いていた記憶があります。現代では安定性にほとんど違いはないのかもしれませんが、今でもその頃の体験を引きずって僕は iOS 搭載機器を贔屓しています。

最新の iOS のバージョンは12。発表は2018年6月のWWDC基調講演でした。iPhone6 等の古めのiPhone でも高速に動作するように最適化が実施されたバージョンです。ですが、注目の新機能の追加はありませんでした。

iOS 12 – Apple(日本)

https://www.apple.com/jp/ios/ios-12/

 

iOS 13 ではマウス操作が可能となるという噂

iOS 12 ではなかった注目の新機能の追加ですが、iOS 13 ではどうやら用意されている様子。複数のメディアが、iOS 搭載機器をマウスで操作することが可能になると伝えているのです。

iOS はもともとマウス操作が可能な macOS をあえてタッチ操作限定とし、タッチ操作に最適化することを目的に作られたOS。それをまたマウス操作を可能にするというのはなんだか時代に逆行しているようにも感じてしまいます。

ですが iOS は iPhone の成長とともに独自の進化を遂げました。最新のiPad に搭載される A12X Bionic 上で動作する iOS は Mac を凌ぐほどのハイパフォーマンスを誇ります。それでいて低消費電力。いつの間にか macOS を凌駕するOS に成長したのですね。

この iOS をマウス操作可能とすれば、いずれ macOS と統合できる・・・とApple が考えているかは分かりませんが、iPad をハイパフォーマンスコンピュータとしてプッシュしていきたいという思いはあるはず。そう考えると、iOS をマウス操作可能としてもそれほど不思議ではありません。

iPadのPC化が大きく前進? Pro(2018)+iOS 13でマウス対応説浮上 – Engadget 日本版

https://japanese.engadget.com/2019/04/25/ipad-pc-pro-2018-ios-13/

 

iOS 13 の発表はおそらく6月のWWDC基調講演

注目の iOS 13 の発表は、例年通りであれば6月に開催されるWWDCの初日の基調講演となるはず。Apple は近年新OS の発表をこの場で行っており、iOS 12 の発表もこの場で行われました。

今年のWWDC は6月3日〜6月7日にかけて行われることが決定済み。会場は3年連続でカリフォルニア州にある「San Jose Convention Center」です。初日の基調講演はWeb上でライブ配信される可能性が高いので、注目しましょう。

WWDC が今年も開催へ iPhone, Mac の新OS が発表される可能性大です

 

iPad (特にPro) のノートPC化は目覚ましいものがあります。マウス操作が広く受け入れられれば、iOS と macOS の統合も近いうちに実現されるかもしれませんね。