パイクスピークにチャレンジ! フォルクスワーゲンのEVがアタックしました

クルマ

フォルクスワーゲンが開発中のEVがロッキー山脈のパイクスピークにアタックしたようです。公開されている動画を確認してみましょう。


Volkswagen i.d. Buzz ( 2017 )車印刷10 Milのアーカイブサテン紙グリーン/シルバーフロントサイド静的ビュー 16″x20″ 86352

 

I.D. R はフォルクスワーゲンが誇るレーシングEV

フォルクスワーゲンは言わずとしれたドイツの大衆車メーカー。毎年トヨタと世界No.1 を争う、世界トップクラスの自動車メーカーです。

フォルクスワーゲンがEVのブランドとして展開しているのが「I.D.」。2016年パリモーターショーで発表されたモデルを皮切りに、いずれもコンセプトカーとなりますが、現在までに以下のモデルが発表されています。

  • Volkswagen I.D.
  • Volkswagen I.D. Buzz
  • Volkswagen I.D. Cross
  • Volkswagen I.D. Vizino
  • Volkswagen I.D. R

中でもVolkswagen I.D. R. はハイブリッドパワーを存分に活かしたレーシングカー。搭載した2つのモーターは689馬力を発生。トルクは649N・m に達します。にもかかわらず重量は1,100kg と軽量で、0-97km/h 加速は2.25 秒を誇るハイパーカーに仕上がっています。

Volkswagen I.D. R – Wikipedia

https://en.wikipedia.org/wiki/Volkswagen_I.D._R

 

パイクスピークでは毎年ヒルクライムレースが行われる

パイクスピークは北アメリカ大陸のロッキー山脈にある山の一つ。アメリカの山頂として最も有名なものの一つのようです。(僕は知らなかった)

この山で行われるレースとして有名なのが、「パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム」1916年から開催されているレースで、山の麓から山頂までの1,439m を一気に駆け上がることが特徴です。

山を駆け上がる峠を走るためコーナーの数は相当多く、トータルで156ものコーナーをクリアしなくてはいけません。そのコーナーにはガードレールがない部分もしばしば。命がけのレースと言えるでしょう。

パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム – Wikipedia

https://ja.wikipedia.org/wiki/パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム#endnote

 

Volkswagen I.D. R がレースにチャレンジ

I.D. R がレースにチャレンジした様子はYouTube にアップロードされています。I.D. R は麓からスタート。ステアリングを握るのはフランス人の「ロマン・デュマ」氏で、過去3度このレースを制したことがある実力者です。

スタート直後、I.D. R はEVらしい甲高い音を立てながら疾走していきます。エンジンで走る通常のクルマとも、ハイブリッドカーとも異なる音。ここまで高回転化できるのもEVのレーシングカーの利点なのでしょう。

クルマはいくつものコーナーを抜け、ついに山頂に到着してFinish。たいむは7分57秒148となり、これまでのタイムを15秒以上短縮したようです。

YouTube

 

Volkswagen のEV の実力をうかがい知ることができるこの動画。2019年中にも発売されると噂される市販のEVにも期待が持てそうです。