ポルシェの大人気SUV「カイエン」のクーペ版である「カイエン・クーペ」が発表となりました。特徴的なリアスタイルに仕上がっているようです。
ポルシェ カイエン ミニカー 1/18 ミニチャンプス MINICHAMPS – PORSCHE – CAYENNE TURBO S 2014 BLUE MET
「カイエン」はポルシェを救ったSUV
「カイエン」はドイツの高級スポーツカーメーカーであるポルシェが製造販売するSUV。初代の発表は2002年ということで、20年近く製造されている歴史あるモデルとなっています。
この「カイエン」はポルシェを経済的に救ったモデルとして有名。当時スポーツカー販売が不信で慢性的な赤字に苦しんでいたポルシェに、巨額の富をもたらしたのが「カイエン」の大ヒットでした。その後ポルシェはV字回復、世間がSUVブームが到来と、先見の明を持って開発されたモデルと言えるでしょう。
現行のカイエンは2014年発表。モデルバリエーションも豊富で、以下のようになっています。
- カイエン
- カイエンS
- カイエンS E-ハイブリッド
- カイエンGTS
- カイエン ターボ
- カイエン ターボS
Porsche Cayenne – ポルシェジャパン
https://www.porsche.com/japan/jp/models/cayenne/cayenne-models/
「カイエン・クーペ」はリアのファストバックが特徴的
様々なバリエーションをもつ「カイエン」に新たに加わったのが、「カイエン・クーペ」。これまでの「カイエン」のリアハッチ部分をクーペスタイルのファストバックとしたクルマです。
大きく寝かされたリアウインドウは、SUVラインナップの弟分である「マカン」と似た印象を受けますし、「パナメーラ」に通じるものもあるようです。「911」のような可変式のリアウイングも搭載されています。
価格はベースグレードで1,000万円程度からとなる模様。これまでの「カイエン」と価格はそれほど変わらないようですね。ただし、ポルシェはオプションが豊富で高価なため、乗り出し価格は1,500万円程度となると考えた方が良さそうです。
クーペスタイルのSUVは人気を増している
SUVがクーペスタイルを纏うというのは一昔前からすると考えにくいことでした。SUVに求められることとして「荷物を大量に積み込む」というものがあり、クーペスタイルとするとその部分がおろそかになってしまうためです。
ところが昨今のSUVブームでニーズが多様化。「SUVでもスタイリッシュであって欲しい。たとえ荷物が多少乗らなくなっても構わない。」という方が増え、以下のようなクーペスタイルのSUVが次々登場しています。
- トヨタ CH-R
- メルセデス・ベンツ GLE クーペ
- BMW X6
- ランドローバー レンジローバー イヴォーク クーペ
そして最も特徴的なのがランドローバーの「レンジローバー イヴォーク コンバーチブル」。このクルマはSUVとしてクーペスタイルでは飽き足らず、ルーフ開閉可能にしてオープンカーとしてしまったモデルです。当然ドアは2枚。荷物もほとんど乗りません。
「カイエン」は人気に高いSUVのため、「カイエン・クーペ」もすぐに街中で見かけるようになるでしょう。僕も1度くらいは試乗してみたいですね。