このタイミングは全く予想していませんでした。Apple が新型「iPad Air」と「iPad mini」を発表しました。
Apple Pencil
イベントではなく突然の発表
新型iPad の登場は予想されていました。1月にはEEC、ユーラシア経済連合のデータベースに登録され、2月にはインドのBIS認証を取得していました。登場は間近であることは間違いなかったのですね。
とはいえイベントもなく突然Web 上で発表されるのは予想外。3月に開催される予定のApple のイベントや、6月のWWDC で発表されるものとばかり考えていました。
ところが実際には3/18 に突然Apple の公式サイトが更新され、「iPad Air」と「iPad mini」が発表に。どんなモデルになっているのかチェックしていきましょう。
iPad Air – Apple(日本)
https://www.apple.com/jp/ipad-air/
サイズ感はそれぞれのモデルで大きく異なる。
今回発表されたのは「iPad Air」と「iPad mini」。現在販売されている「iPad」 「iPad Pro」との画面サイズの違いは以下のようになっています。
- 7.9インチ:iPad mini
- 9.7インチ:iPad
- 10.5インチ:iPad Air
- 11.0インチ:iPad Pro
- 12.9インチ:iPad Pro
iPad mini は明らかに差別化されて小型サイズ。最大サイズのiPhone であるiPhone XS Max が6.5 インチなので、実はかなりサイズが近くなっています。小型タブレットを欲していた方にとってはかなりよい製品になっています。
iPad Air はiPad とiPad Pro の中間に位置。サイズ的にはかなり近くなっていて、これから購入する方は迷ってしまいそうですね。
iPad mini – Apple(日本)
https://www.apple.com/jp/ipad-mini/
両モデル共に最新の「A12 Bionic」を搭載
スペックをみていて驚いたのは、「iPad Air」「iPad mini」ともに最新のチップである「A12 Bionic」を搭載すること。これまで「iPad Pro」以外で最新チップを搭載することはほとんどなかったので、これは嬉しい驚きでした。
「A12 Bionic」は現行のiPhone にも搭載されている超高性能チップ。これまでに発売されたのスマートフォンの中でも最高峰のスペックを誇り、かつ消費電力も少ないという理想的なチップです。
スマートフォンとしてばかりでなくタブレットとしても性能は最高峰。進化版である「A12X Bionic」を搭載する「iPad Pro」を除けば、新型「iPad Air」「iPad mini」に性能で敵うタブレットは無いのではないのでしょうか?
iPhone XS – A12 Bionic – Apple(日本)
Apple Pencil も利用可能で価格も抑えめに
新発表の2種はApple Pencil も使用可能。これで販売されているすべてのiPad はApple Pencil が利用可能となりました。ワイヤレス充電が可能な第2世代モデルは「iPad Pro」しか使用できませんが、第1世代モデルが利用可能となっています。
価格は下記の通り、「iPad Pro」はさすがに高価になってしまいますが、それ以外のモデルはiPhone よりも安価になりました。
- iPad mini:45,000円〜
- iPad:37,800円〜
- iPad Air:54,800円〜
- iPad Pro:89,800円〜
iPad – モデルを比較する – Apple(日本)
https://www.apple.com/jp/ipad/compare/
Apple がこれほどまでにiPad のバリエーションを増やしてくるとはちょっと意外。現在のタブレット市場は以前と比べて下火で新製品も少ないため、iPad がさらにシェアを獲得する可能性がありそうです。