マツダが新型CX-30を発表 「SKYACTIV-X」を搭載するモデルも用意されそうです

クルマ

マツダが新型CX-30 を発表しました。どうやらCX5 とCX3 の中間に位置するクルマのようで、新型エンジン「SKYACTIV-X」を搭載するモデルも用意されるようです。


Hi Story 1/43 マツダ CX-8 (2017) ソウルレッドクリスタルメタリック 完成品

 

CX シリーズはマツダが展開するSUVシリーズ

CXシリーズは日本の自動車メーカー マツダが展開するSUVラインナップ。その命名方法はシンプルで、番号が大きくなるほど車体が大きくなるという特徴を持ちます。

モデル名 全長x全幅x全高[mm] 価格
CX-3 4,275 x 1,765 x 1,550 213万円〜
CX-5 4,545 x 1,840 x 1,690 257万円〜
CX-8 4,900 x 1,840 x 1,730 289万円〜

下のマツダのページをご覧いただければ分かるのですが、デザイン面に大きな違いはありません。

マツダのデザインが気に入っている・・・という方であれば、単純にサイズや価格から選択することができます。これは他の日本車にはないメリットでしょう。

マツダ|クロスオーバー SUV|カーラインナップ

https://www.mazda.co.jp/cars/passenger/suv/

 

CX-30 は CX-3 とCX-5 の中間に位置

CXシリーズに新たに加わることとなったCX-30 のボディスペックを確認してみましょう。

  • 全長:4,395 mm
  • 全幅:1,795 mm
  • 全高:1,540 mm

先述のCXシリーズと比べてみると、CX-30 はCX-3 とCX-5 の中間に位置するモデルとなっているようです。大きすぎず小さすぎず、日本で日常的に利用するにはちょうどいいサイズに感じますね。

エクステリアもCX-3 とCX-5 の中間といった印象。他のマツダ車と同様にしっかりとしたノーズを備え、デッキは比較的ショートとすることでスポーティな印象となっています。特別色「ソウルレッドクリスタルメタリック」の陰影が映えそうなボディのプレスラインも好印象です。

MAZDA CX-30(2019年ジュネーヴモーターショー出品/欧州仕様車)|マツダ

https://www.mazda.co.jp/cars/new_generation/pre_2nd/

 

パワートレインはSKYACTIV-X に注目

次はパワートレインをチェック。パワートレインには以下の3種類が用意されるようです。

  • SKYACTIV-G 2.0:2.0L ガソリンエンジン
  • SKYACTIV-D 1.8:1.8L ディーゼルエンジン
  • SKYACTIV-X:圧縮着火型次世代ガソリンエンジン

中でも注目はSKYACTIV-X と命名された新型エンジン。ガソリンエンジンとして世界で初めて「予混合圧縮着火」という方式で動作するエンジンで、ざっくり行ってしまえばディーゼルエンジンのような動作をするガソリンエンジンです。

この着火方式は熱効率に優れ、低燃費かつ高出力、高トルクを実現できることが分かっていましたが、技術的な課題から実用化されていませんでした。

しかし、マツダは先日発表した新型Mazda 3 にこのエンジンを搭載することを発表。続いて発表されたCX-30 にも同様搭載される事になった次第です。

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トランスミッションにはMTも用意

トランスミッションにも注目点が。以下の2種類のトランスミッションが用意されています。

  • 6速AT:オートマチック・トランスミッション
  • 6速MT:マニュアルト・ランスミッション

SUVにマニュアル・トランスミッションが用意されることは極めて異例。世界には数多くの自動車メーカーがありますが、日本国内で販売される車両としてSUVにマニュアル・トランスミッションを用意するのはマツダくらいなのではないでしょうか。

マツダのマニュアル・トランスミッションの素晴らしさは実は僕は体験済み。以前レンタルしたロードスターに搭載されたマニュアル・トランスミッションは最高でした。

マツダロードスターをレンタル MT+オープンの教科書のようなクルマでした

 

なぜ「CX-4」ではないのか?

CX-3 とCX-5 の中間に位置するクルマ・・・ということで疑問に感じるのが、なぜこのクルマの名称が「CX-4」ではないかということ。これまで規則的に命名を行ってきたマツダのSUVであれば、「CX-4」と名付けるのが普通でしょう。

その理由は簡単で、すでにCX-4 は存在しているから。ですがそれは国内では販売されておらず、なんと中国国内限定モデルとして存在しています。

実は僕は中国を訪れたときに一度だけ目撃したことがあるのですが、なかなかかっこよく仕上がっていました。特にAピラーのブラックアウトは秀逸で、国内のCXシリーズにカスタムとして取り入れるのもありかもしれません。

マツダ・CX-4 – Wikipedia

https://ja.wikipedia.org/wiki/マツダ・CX-4

 

以前所有していたこともあり、僕はマツダのデザインが結構好み。今後クルマが必要になった場合は、このCX-30 も十分検討対象となるでしょう。(とはいえ第一希望はポルシェ)