晴海の東京オリンピック選手村はマンションとして供給予定 名称は HARUMI FLAG です

住居

2020年に開催される予定の東京オリンピック。オリンピックに参加する選手たちが滞在する選手村は、オリンピック終了後にマンションとして活用されることが決定しています。
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東京オリンピックの選手村はここだ

東京オリンピックは(基本的に)東京都内で開催される大会。そのため、オリンピック選手村は東京の都心に作られる予定となっています。
具体的には東京都中央区晴海5丁目。銀座から築地市場や歌舞伎座を横目に勝鬨橋を渡った先の晴海地区のへの建築となります。レインボーブリッジを臨む東京の一等地です。

かつては東京国際見本市会場があった

選手村の建設予定地には、かつて東京国際見本市会場がありました。現在東京で見本市を開催するとなると東京ビッグサイトが筆頭候補ですが、ビッグサイトが完成する前に最大規模の展示場としての役割を果たしていたのが東京国際見本市会場でした。
当時のことを知る方には単に「晴海」といった方が通じるかもしれません。東京モーターショーやコミックマーケットといった日本最大級のイベントも、ビッグサイトに移る前には晴海で開催されていたのです。

交通の便は相当悪い

そして東京国際見本市会場があったころから言われ続けているのが、晴海への交通の便の悪さ。銀座からわずか3km程度の距離にもかかわらず、バスでおよそ30分もかかってしまうのです。(歩いても40分くらいなのでそんなに変わらない)
最大の原因は付近を走る鉄道が少ないこと。最寄りの駅は都営大江戸線の勝どき駅となるのですが、そこまで徒歩でおよそ15分。新幹線に乗ろうと東京駅や品川駅に出ようとしても、乗り換えが必要でさらに時間がかかってしまいます。タクシーで移動した方が圧倒的に早いですね。(タクシーなら銀座まで10分程度)
たまにの外出だったらいいのですが、普段の通勤で毎日タクシーを使うのはちょっと考えもの。せっかく都心の一等地に住んでいるのに交通の便が悪いとなると、正直魅力はスポイルされてしまいますね。

全体的に八潮パークタウン地域とかぶる部分も

僕が HARUMI FLAG を調査していて思い出したのが、品川区にある八潮パークタウンという団地。この団地は1983年から供給が開始された比較的新しい団地なのですが、周りを海で囲まれていること。最寄り駅は東京モノレール大井競馬場駅で徒歩10分、鉄道駅の京浜急行鮫洲駅までは徒歩20分と遠く交通の便が悪い。と HARUMI FLAG と似通ったところが多いのです。
その八潮地域の現状はなかなか厳しい状態。品川区全体の人口が増えているにもかかわらず八潮地区の人口は減少し、高齢化が相当進んでいるようです。団地供給開始時に移り住んだ働き盛り世代がリタイアする年代となり、その子供たちが出ていった後に戻ってこない・・・という状況のようですね。

HARUMI FLAG はもう少し都心に近いため八潮パークタウンと同じ道を辿るかは分かりませんが、交通の便が悪い埋立地は数十年後に価値が落ちる可能性があることを覚えておいて損はないかもしれません。