クルマにとっては無くてはならないガソリン。タンカーで海外から運ばれてくるのは想像がつきますが、その後はどうやって運ばれているのでしょうか?
三重県にあるガソリンを長野県へ運ぶ
日本では石油はほとんど産出されず、大部分を海外からの輸入に頼っています。
海外からの輸送方法はもちろんタンカー。とはいえタンカーは船なので、内陸まで入っていくことはできません。
今回紹介する動画は、港のある三重県から内陸の長野県まで、運ばれていく輸送されていくガソリンを追いかけたものです。

鉄道輸送で一気に松本へ
動画の大部分を占めるのが鉄道輸送のシーン。
ディーゼル機関車に引かれ出発したガソリンを満載した貨物は、途中愛知県で電気機関車にバトンタッチ。列車はどんどん山間の幹線を進みます。
長野県に到着した貨物はまたディーゼル機関車に付け替えられ、油槽所というところに配送されます。
クルマに欠かせないガソリンが(ある意味ライバルの)鉄道によって運搬されているのは正直意外ですね。(僕は港からタンクローリーで運んでいるのかと思っていた)

油槽所からはタンローリーが活躍
油槽所の主な目的は、貨物で運ばれてきたガソリンを抜き出し、タンクローリーに詰め替えること。広大なガソリンスタンドのようになっていて、タンクローリーにガソリンが注入できるようになっています。
鉄道である程度まとまった量を一気に運んでおいて、そこから先は各ガソリンスタンドまでタンクローリーで配送しているのですね。
そして各ガソリンスタンドにも地下にガソリンタンクが埋められていて、そこから僕たちのクルマへのガソリンが注がれます。
普段は意識することのない物の流れ(物流)ですが、追いかけてみると意外な発見があったりします。
社会がいつも通りに回っているのも、それを支える物流のおかげだと再認識しました。