硬貨は何枚まで使用可能? 実は法律で決められています

貨幣

物品を購入するために使用する硬貨。「何枚使用してもいいのではないか?」と考えがちですが、日本の法律では支払いに使用可能な枚数が規定されています。

硬貨の使用は20枚までが原則

日本の貨幣はお札と硬貨がありますが、メインとして扱われているのはお札。支払い時に使用するのは基本的にはお札で、硬貨は小さな金額のための補助貨幣として位置づけられています。
そのため一度の支払いで使用できる硬貨の枚数は法律で限定されていて、枚数は20枚まで。21枚以上での支払いは店側は拒否することができます。

  • 2,000円の支払い : 100円玉20枚 -> OK
  • 2,000円の支払い : 100円玉19枚,50円玉2枚 -> NG

ただし、店側と支払い側の合意があればこれ以上の枚数の硬貨であっても可能とのこと。余程枚数が多くなければ対応してくれるのかもしれません。

海外ではこんな動画も

海外の動画になりますが、10万円以上するiPhoneXSをバスタブいっぱいのコインで購入しようとしています。どうやら購入できたようですが、これだけの数のコインを数える作業は行いたくないですね。

もし硬貨でiPhoneXSを購入したければ

iPhoneXSを硬貨で購入する方法もなくはありません。日本では高額な記念硬貨が度々発行されており、中には額面が10万円のものも存在します。
これを2枚持参すれば(法律上は)購入可能なはず・・・とはいえ店側にこの硬貨が本物かを判断する術がないので、おそらく拒否されてしまうでしょう。
そもそも10万円の硬貨を購入するために10万円以上かかるのが現状なので、正直意味はないです。

様々な記念硬貨や観賞用硬貨が発行されるなど、硬貨の世界は奥が深いようです。
深い硬貨の沼にはまらない程度に調べていきたいと思っています。