ドラゴンロードを駆け昇れ Range Rover Sport Dragon Challenge

クルマ

現在のクルマ業界は空前のSUVブームです。ランボルギーニは同社初のSUV,ウルスの発売を間近に控え、あれだけSUVに否定的だったフェラーリも開発を進めていると言われています。
そんな中、古くからのSUV専門メーカーであるランドローバーは、格の違いを見せつける動画を公開しています。

ランドローバーは歴史あるSUV専門メーカー

ランドローバーは1948年のイギリスにルーツを持つSUV専門メーカー。悪路走破性能と内装の豪華さには定評があり、高級外国車として知られています。
一時は経営的に厳しい時期もありましたが、現在はインドのタタ・グループの傘下に入り財務状況が改善。魅力的なクルマを次々に発表しています。
同社のWebサイトを覗くと、主要諸元に最大渡河水深の項目が(!)
「ここまでの水深であれば河を渡れます」との記載ですが、全車種にこの記載があるのはランドローバーくらいではないでしょうか?

ここをクルマが登るのか

そんなランドローバーが公開しているのがこちらの動画。
中国湖南省にある天門山、その山道をクルマが駆け上がっています。
天門山 – Wikipedia
登場する階段の斜度は45度,段数は999段にもなり、そう見ることはできない映像となっています。
(挑戦するランドローバーも流石だが、許可する中国当局もすごい)

PHEV車により実現

この挑戦はPHEV:プラグインハイブリッド車によって行われました。
これほどの急坂になると相当な登坂力(トルク)が必要で、モーターの特性が必要不可欠だったようです。
(モーターは回転数が小さいほどトルクが出る)
もちろんPHEVにすればなんとかなるという問題でもなく、ランドローバーという稀代のSUVメーカーだからこそできた挑戦でしょう。
ランドローバーがこれまで培ってきたものと、最新技術の融合によって成功したチャレンジと言えそうです。

群雄割拠のSUV市場ですが、ランドローバーはしっかりとブランドを確立しています。
この動画は「車高を高くするだけではSUVは名乗れないぞ」とのランドローバーからのメッセージのようですね。