ランボルギーニのエアロはこう動く メーカー自ら解説です

クルマ

ランボルギーニは、先月アヴェンタドールSVJを正式に発表しました。そこに搭載される技術について、メーカー自ら解説動画をYoutubeにアップロードしています。

アヴェンタドールSVJって?

アヴェンタドールといえばイタリア:ランボルギーニ社のフラッグシップモデルですが、SVJはそのアヴェンタドールをさらに強化したもの。
SVJにはそれぞれ意味があり、

  • Super : 超
  • Veloce : 速い
  • Jota : イオタ : ランボルギーニの伝説的車種に由来

となっています。
通常のアヴェンタドールは新車価格は5,000万円程度ですが、SVJも同等の価格帯のようです。搭載される技術を考えるとバーゲンセールとも言えますね。
ただし、選ばれた顧客にしか購入権利が与えられません。(全世界で1,000人未満らしい)
いくらお金を積もうとも正規ルートでの入手は困難です。

アクティブエアロシステム

この動画の注目ポイントはやはりアクティブエアロシステム。動画内ではALAと呼ばれています。
状況に応じてフラップの状態を変化させる事で、空力を最大限に活かそうという考えです。

  • 加速 : 空気抵抗を小さくしたい : フラップを寝かせる
  • 減速 : 空気抵抗を稼ぎたい : フラップを立たせる
  • コーナー : 曲がる力を得たい : 外側のフラップを寝かせる

なんとも男心をくすぐるギミックですね。
世界最高峰のレースF1でもDRSという名称で導入されている効果の高いシステムです。

技術を惜しげもなく公開

動画ではシステムの詳細を確認することができ、他のメーカーに真似されてしまうのでは?と思うほど。
ただランボルギーニもしっかり考えていると思われ、この辺りの技術は特許でガチガチに固められているはずです。
技術流出を恐れるよりも技術のアピールを行い、自社のブランド力を高めようとしているとも考えられますね。
(僕はその辺りが上手いのが、フェラーリ,アップル,ルイヴィトンだと思っている)

一見華やかに見えるスーパーカー業界ですが、実は競争は熾烈で、絶えず技術開発が行われています。
生き残るためには常に技術を磨き、進化し続けることが重要だと感じます。(人も会社も同じ)