まるで人間 人型2速歩行ロボット Atlas

エンジニアリング

人間の形状をしたロボットを製作することは科学者にとって長年の夢でした。
30年前は立つことすら困難だったロボットが、ゆっくりとでも歩けるように進化していく様は子供の成長を見ているかのようでもあります。
アメリカで開発されているロボット「Atlas」は小学生レベルまで成長したようです。

小学生の体育のようだ

まずは動画を見ていただくのが一番でしょう。
明らかに上半身の重そうなロボットが駆け足をしています。一瞬空中で静止しているようにも見えますね。
できの悪いCGのようですが、実写です。
動画の後半では立ち幅跳びで倒木を飛び越えています。小学生の体育の時間のようです。

この身のこなしは完全に人間

次の動画では、片足ジャンプで段差を駆け上がっています。
重たいバッテリーを背負いながらのジャンプにもかかわらず、軽やかでしなやかです。
人間用のアスレチックコースであれば簡単に攻略してしまうのではないでしょうか?

もはやアスリート

衝撃的なのが最後の動画。
これまで通り華麗なジャンプを披露するAtlasですが、なんと最後にバク宙を見せてくれます。
僕よりも身体能力が上なのは明らかなようですね。

開発の目的は?

この2足歩行型ロボット開発の最大の目的は、人間が立ち入ることができない災害現場において救助活動を行うこと。
災害現場は路面の状況が悪いことが多く、その辺りが不得意なタイヤや4足で移動するロボットに代わっての活躍が期待されているようです。
バッテリーの駆動時間の問題がクリアできれば、人間以上の活躍が期待できそうですね。

僕の人型ロボットのイメージはHONDAのASIMOレベルだったのですが、いつのまにかとんでもない進化を遂げていたようです。
近い将来、人型ロボットのオリンピックが開催されるかもしれません。